アマチュアによる Twitter 投稿等の炎上対応に四苦八苦しているのが現状の日本企業が、もし IRA(ロシアのネット世論操作組織)のような洗練された本格的方法で、計画的組織的に攻撃を受けた場合、どのような対処が可能なのでしょうか。
アマチュアによる Twitter 投稿等の炎上対応に四苦八苦しているのが現状の日本企業が、もし IRA(ロシアのネット世論操作組織)のような洗練された本格的方法で、計画的組織的に攻撃を受けた場合、どのような対処が可能なのでしょうか。
アマチュアによる Twitter 投稿等の炎上対応に四苦八苦しているのが現状の日本企業が、もし IRA(ロシアのネット世論操作組織)のような洗練された本格的方法で、計画的組織的に攻撃を受けた場合、どのような対処が可能なのでしょうか。
選挙干渉などでその存在や手法・実態・技術が知られるようになったレピュテーション攻撃ですが、そうした攻撃が「もし日本の一般企業に向けて行われたらどうなるのか?」という仮定が本作を生みました。
大和田:小説を書いていて思ったのは、主人公がどこに向かって行けば正解なのかがわからなかったことです。映画では、主人公が最終的に何を目的にしているのか考える必要があるんですが、今回、正解はないというか、ゴールが見えませんでした。
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「おそれいります、株式会社ブロードシステムの影山と申します。以前お使いいただいた弊社の電話料金のプランの件で、新しいプランができましたのでご案内したく連絡させていただいております。ご契約者様はいらっしゃいますでしょうか?」
大賞受賞での講評から、今年も開催されるサイバーセキュリティ小説コンテストの対策を考えてみました。
「どうすれば落ちる」が分かっても「どうすれば受かる」が分からない。プロットに行き詰まったとき、天啓を与えてくれたのは伝説のバウンティハンターの存在でした――。
コンテストによって審査基準は異なるものの、落ちた作品、受賞した作品がどういったものか、両方の面からお伝えできるのではないかと思います。
表紙と目次だけ見て答えた社長に、オレは、犯行可能人物のページを見るように促した。
「うーん、ざっくばらんで話のわかる人ですけど、慎重っていうか変なところにケチっていうか、よくわからないけど、いい人です」
「私もそう思います。差し出がましいことを申し上げるようで恐縮ですが、吉沢は容疑者からはずしてよいのではないでしょうか?」
資料に書いていないことはまだありそうだ。オレは自分で情報を集めることにした。
売上のごまかしは長期間にわたっているようだから、隠した売上は億を超えるだろう。それがどこにあるのかは気になる。
オレと目を合わせず、落ち着きなく周囲を見回し、貧乏揺すりを始める。絵に描いたような不審者って感じだ。
第三者を巻き込んで実行するには、百万円は安すぎる。百万円を手に入れるなら顧客データを盗んで売るなり、もっと手っ取り早い方法もありそうだ。
この手の犯罪は手かがりが少ない。動機がわかると、有力な手がかりになる。しかし、動機は動機で物的証拠ではないから注意が必要だ。
通信密室とは外部との通信を完全に遮断している部屋のことだ。電波を通りにくくし、ジャミング電波を流している。通信は有線LANのみという徹底ぶりだ。
変なところでオレは奥ゆかしい。自分の手柄をえらそうに話せない。
ランサムウェアと呼ばれるマルウェアを使ったサイバー犯罪。オレは何度も扱ったことがある。
冴木と静家。大学では同期だったものの対照的なキャリアを送る、ふたりの技術者の葛藤と成長の物語。
「時代は変わった。これからはサイバーミステリとアメリカの時代だ」
そのアジトには併設の喫茶店がある。Trojan Room coffee pot。木製のテーブルに白い壁がまぶしい空間。三十一歳の善光寺良成が、切り盛りする店である。
『初恋の人の行方を知りたい方は、こちらにメールください。依頼はご内密にいたします。速やかに探します。費用は、前金で百円。現在の様子が分かったら追加で五千円。写真付きならプラス五千円。経費はご依頼主様負担でお願いします。無理だったら返金します。 荒川正歩』
末期の重病を苦に自殺した少女のTwitterアカウントが死後復活した。フォロアーもフォローも1名だけのアカウントのツイート数は毎日増え続ける・・・
実験中の、目的地を言うだけでそこへ運ぶ自動走行車が突然暴走した。バグの可能性は低い。大学生の「僕」はプログラムを書いた先輩と真相究明にあたる。
完敗だ。この男、下品なだけじゃなかった。
「ウソ」 ウソのはずがない。でも、思わず言ってしまった。工藤が言っていることは本当だ。見事にだまされた。 「おいおい、ウソだったら、なんでオレがここにいるんだ。他の方法でここにたどり着いたと思うのか? そっちの方がウソだろ」
工藤は私の正体を知らないはずだ。だったら、このまま逃げてしまえばいい。みっともないが、それしかない。だが、膝に力が入らない。脚が小刻みに震えているのがわかる。
あんた、ハンパな知識でヤバイことしてるだろ。無線LANを使うのにわざわざ自宅のを使うバカはいない。追跡されにくくするには、公衆LANで認証のないサービスが一番だ。
私は工藤とスカイプのチャットを続けていた。とっとと会話を打ち切って、打つ手を考えねばならない。そう思うのだが、会話を切り上げようとすると気になる話題を出してくる。
オレは、あっさりと昨日までの仮説を捨てた。自慢じゃないが、オレは細かいことにはこだわらない。プライドよりも効果的、効率的な方を選ぶ。
オレは、柳沢が持ってきたオフィスの平面図に監視カメラの位置などを書き込んだ。オフィスには複数の監視カメラが設置されているが、いつくも死角があった。カメラの位置と向きを注意深く確認すれば、誰にでも死角の位置はわかるだろう。
ため息をついて横を見ると、掃除のおばちゃんが、大きな掃除機を引きずって歩いていた。おばちゃんの制服を見ると、サイエッグ社の子会社のビル管理会社の名前が書いてあった。オレはしょうこりもなく、今度はおばちゃんの尻に目を奪われた。
これじゃオレが岸田をいじめているみたいじゃないか。困ったもんだ。オレは頭をかきながら、周囲を見回した。冷たい視線がオレと岸田に向けられていた。
そうか、作れるのか、じゃあお前が犯人だ。そんなソフトを作れるヤツはオレの知る限りどこにもいない。もしもお前が作れるならお前が犯人だ。なんてことにはならない。こいつは単に知らないのだ。
しゃくだが、どうデータを盗んだのかわからなかった。だが、オレのカンはこの席のヤツが犯人だと言っている。物事は複雑なように見えても単純にできていることが多い。
拡散には、いくつかの段階がある。例えば、二〇一〇年十一月に漏洩した警視庁外事三課の機密ファイルは、次のような三段階を経て拡散したと言われている。
オレが説明すると、柳沢は絶句していた。そりゃそうだ。金科玉条の如く守ってきたルールは実はなんの役にも立たないってわかったんだからな。
柳沢が、いやな笑いを浮かべた。監視カメラで全部わかるわけないだろ。
「それはそうですが…そんなことをする人間とは思えません」 柳沢は、言い終えるとくすりと笑った。意味もなく笑うってのは、いやなクセだ。なんでこんなへらへらしたヤツが、緊急対応してるんだ?
お前の推理なんかいらない、と言ってやりたかったが、大事なクライアント様だ。あまり邪険に扱うわけにもいかない。
ほとんどの会社は、サイバーセキュリティのトラブルを表沙汰にしない。公的認証や認可が取り消されるとか、上場準備に支障が出るとか、取引先の信用を失うとか、そういう理由でだ。
たまにいるんだよね。そういう粋がった野郎がさ。『攻殻機動隊』好きだろ。それとも『王様たちのヴァイキング』か?
ようするにスパイウエアじゃないか。堂々とスパイウエアを送り込むので、インストールしてくれとはあきれた相手だ。私をなめているのか。こんな見えすいた罠を仕掛けてくるとは、なめられたものだが、相手のレベルが低いことがわかって逆に安心だ。
それから地下鉄構内のエクセルシオールカフェに入る。まずいコーヒーを注文し、口をつけないまま、PCを操作する。ここでは、Metro Free Wi-Fi という公衆無線LANを利用してインターネットに接続できる。
「シーズン6は、工藤作品にしては珍しく、最後もきちんとカタをつけるというか、カタルシスのあるフィナーレを迎えます。その意味では、工藤シリーズのもっともミステリっぽい作品の一つといえるかもしれません。」
「『ワンタイムアタッカー』の執筆時点では、日本ではそれほどソーシャルメディアによるプライバシーの脅威というのは話題になっていませんでしたが、ようやく実態に近づいて来た感があります。」
「無理だから、それ。警察に通報しちゃった。簡単だよ。吹田さんが税金を払う覚悟を決めれば、警察に連絡できるんだ。まさか、税金払うと思わなかっただろ。甘いな」
「では、基本チャージ二百万円に、成功報酬三百万円でいかがでしょう? 二百万円は情報を買った費用の原価みたいなものです」 真田が揉み手しながら言うと、吹田は苦笑した。実際には、五十万円もかかっていない。
しばらく全員が黙った。それぞれ頭の中でオレの謎解きを反芻しているのだろう。 「金を取り戻す方法はあるのか?」 吹田が口を開いた。
吹田が大声を上げた。 「つじつまが合わない。犯人は、二回オレの口座から金を送金している。一回目の送金の時、ニセモノはトークンを持っていなかった。トークンなしでどうやって送金したんだ? それに送金を二回に分ける理由がない」