工藤伸治のセキュリティ事件簿 シーズン 7 「アリバイの通信密室」 第8回 「はした金」 | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2018.10.19(金)

工藤伸治のセキュリティ事件簿 シーズン 7 「アリバイの通信密室」 第8回 「はした金」

資料に書いていないことはまだありそうだ。オレは自分で情報を集めることにした。

特集 フィクション
>>前回

オレは資料をぱらぱらとめくった。そんなことは、どこにも書いていない。まあ、事情が事情だから書けなかったんだろう。社長の隠し口座も関係している可能性がある。

「それ以上訊かないでください。申し上げられないこともあるんです」

「そうは言ってもなあ。犯人は、そのタイミングを狙ったんじゃないのか? 百万円っていう半端な金額もその社長の金からすぐに出せるからってことじゃないのか?」

「それは……わかりません。可能性はあると思います」

「あんたなあ。口止めされてるのはわかるけど、犯人よりオレの方が情報少なかったら、勝てるわけないだろ。それで毎月どれくらいの金額を社長は持っていってるんだ?」

「多い時は二千万円、少ない時でも五百万円以上はあります」

やはり億を超えていそうだ。それにしても二千万円を手で運ぶのか、危険すぎる。オレだったら、そわそわして挙動不審になりそうだ。

《一田 和樹》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

(。・ω・)ゞ !!ScanNetSecurity創刊20周年特別キャンペーン実施中。会員限定 PREMIUM 記事読み放題。早割10月末迄。現在通常料金半額以下!!
<b>(。・ω・)ゞ !!ScanNetSecurity創刊20周年特別キャンペーン実施中。会員限定 PREMIUM 記事読み放題。早割<font color=10月末迄。現在通常料金半額以下!!">

サイバーセキュリティの専門誌 ScanNetSecurity は 1998年の創刊から20周年を迎え、感謝を込めた特別キャンペーンを実施中。創刊以来史上最大割引率。次は30周年が来るまでこの価格はもうありません

×