工藤伸治のセキュリティ事件簿シーズン6 誤算 第10回「PCの持ち主」 | ScanNetSecurity
2024.04.24(水)

工藤伸治のセキュリティ事件簿シーズン6 誤算 第10回「PCの持ち主」

しゃくだが、どうデータを盗んだのかわからなかった。だが、オレのカンはこの席のヤツが犯人だと言っている。物事は複雑なように見えても単純にできていることが多い。

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七月九日 午後 工藤伸治

「おそらく拡散しないでしょうね。データを持ち出してから数日経っています。愉快犯なら、とっくにデータをばらまいていると思います。なにかをねらっていると思います。おそらくデータを業者に売るか、この会社を脅迫することを考えているのでしょう」

「業者への転売を防ぐ方法はありますか?」

「アンダーグラウンドの連中は、このデータは買わない。理由は簡単です。ここにはクリティカルな情報が含まれていないからです」

「なるほど」

「犯人が業者に当たっていたとすると、数日間動きがなかった理由もわかります。いくつかの業者にコンタクトして返事を待っていたのでしょう。そろそろ業者には売れないことがわかる頃です。脅迫状が来ると思います」

《一田 和樹》

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