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2018.09.24(月)

工藤伸治のセキュリティ事件簿 シーズン5 「ワンタイムアタッカー」 第25回「エピローグ:成功報酬」

「無理だから、それ。警察に通報しちゃった。簡単だよ。吹田さんが税金を払う覚悟を決めれば、警察に連絡できるんだ。まさか、税金払うと思わなかっただろ。甘いな」

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「……どなたでしょう? 番号をお間違えでは?」

「間違ってねえよ。あんた真田のニセモノだろ。全部わかってるんだよ。ニセ工藤役の山崎と明日成田で待ち合わせだってな。無理だから、それ。警察に通報しちゃった。簡単だよ。吹田さんが税金を払う覚悟を決めれば、警察に連絡できるんだ。まさか、税金払うと思わなかっただろ。甘いな。創業社長ってのは金に汚いけど、それ以上に重度のコンプレックス持っているヤツが多いからバカにされるとキレるんだよ」

吹田の顔がどす黒く充血した。あわてて真田が、吹田の横に飛んでいき、耳元で「全部はったりです、コンプレックスなんて思ってません。犯人をはめるためなんですよ」と説明した。こういう時の動きが早いのは、さすがは営業マンだ。

「なにを言ってるのかわかりません」

「わからなくてもいい。あんたの本名も住所も全部わかってる。あんたの使ったワンタイムアタッカーは、依頼主の情報も盗むんだよ。オレは、それを買った。大野流星さんって言うんだろ? ついでに言うと、あんたの口座はオレがネット取引できないようにした」

「……」

《一田和樹》

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