工藤伸治のセキュリティ事件簿シーズン6 誤算 第9回「取締役川野」 | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2018.06.23(土)

工藤伸治のセキュリティ事件簿シーズン6 誤算 第9回「取締役川野」

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七月九日 午後 工藤伸治

早期対応は基本中の基本だ。いったんデータが外に出てしまったら、あっという間に拡散する。拡散には、いくつかの段階がある。例えば、二〇一〇年十一月に漏洩した警視庁外事三課の機密ファイルは、次のような三段階を経て拡散したと言われている。

・警視庁の外に持ち出される

・持ち出した犯人が、ウイルスによる拡散を装ってP2PネットワークWinnyで拡散

・Wikileaksをはじめとする海外のサイトに拡散

警視庁がメンツにこだわって外部流出を認めるのが遅れたせいで世界中にデータが広まることになった。第二段階で動いていれば、国外に広まるのは防げた可能性が高い。また国内についても、ある程度は拡散を抑えられただろう。

《一田 和樹》

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