この、あまり知られていない姉のワーム(Stuxnet Mark I と呼ばれている)の日付は 2007 年にさかのぼる――それは 2010 年に Stuxnet Mark II が発見され、十分に裏付けられる 3年前だ。
昨日(編集部註:2013 年 11 月 20 日)、コンピュータセキュリティ研究者の重鎮 Ralph Langner は、この兵器レベルのマルウェアの Mark I バージョンが、イランの高感度な科学的設備を制御しているコンピュータを感染させ、高速回転の遠心分離機内の圧力を慎重に上げた、と雑誌
そのマルウェアは決定的に、異常な活動のセンサー測定値を工場の技術者や科学者に気づかせぬまま、機器に接続されたガスバルブをオーバーライドするよう仕向けた。その最終的な目的は、数千台におよぶ 1970 年代の遠心分離機の作業を可能としてきたカスケード保護システムを破壊することだった。
それとは対照的に、2010 年のバージョンは遠心分離機の駆動システムを攻撃の対象としている…
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(翻訳:フリーライター 江添佳代子)