岩水開発株式会社は7月17日、一部の同社サーバのマルウェア感染について発表した。
これは7月10日に、一部の同社サーバでマルウェア感染の疑いがありシステムの確認をしたところ、クリプトマイニング型のマルウェアであるXMRigの存在を把握したため、7月12日から15日まで当該サーバをシャットダウンし、一旦初期化したのちにセキュリティ対策を強化したうえで、サーバを再構築したというもの。
同社でサーバをチェックした結果、個人情報漏えいの形跡が発見されなかったこと、感染したマルウェアが仮想通貨発掘のためにサーバのCPUを利用するもので、実際にCPUの急激な負荷増大の検知がマルウェア感染を察知した原因であったことから、個人情報漏えいの可能性は極めて低いと判断している。
なお同社では、現時点で個人情報漏えいの事実を確認していないが、本件は個人情報保護法の対象事案となるため、個人情報保護委員会に報告を行っている。