(編集部註:ケンブリッジ・アナリティカ事件 … イギリスのコンサルティング会社 Cambridge Analytica 社が、Facebook から不正に収集した数千万のユーザーデータを利用して政治キャンペーンを支援していたことが内部告発によって 2018 年に明るみに出たスキャンダル。ユーザーデータのプライバシーとソーシャルメディアの倫理に関する問題が提起され、Facebook と CEO マーク・ザッカーバーグに対する激しい批判が起こった)
Oracle Advertising が閉鎖されることになった。今週(編集部註:6 月 10 日週)データベースビジネスの大手である Oracle が行った、ウォール街との 2024 年度第 4 四半期決算説明会でサフラ・キャッツ CEO がそのことを語った。
「第 4 四半期、2024 年度の売上高が約 3 億ドルまで減少した広告事業からの撤退を決定した」と同氏は述べた。
2022 年には 20 億ドルの売上と報告されていたものからのこの減少である。
Oracle の株価はここ数日で急騰しており、投資家たちは臆していないようだ。Google Cloud、Microsoft Azure、OpenAI との取引発表によって、業績不振と広告事業撤退の印象が影を潜めた形となった。
Oracle 全体の過去 12 か月の売上高は 530 億ドル(前年比 6 %増)、利益は 100 億ドル(同 24 %増)だった。