[まさか本気でそんなに儲かると思った?]サイバー犯罪者さん 職種別給与一覧 ~ 求人広告22万件調査 | ScanNetSecurity
2024.03.19(火)

[まさか本気でそんなに儲かると思った?]サイバー犯罪者さん 職種別給与一覧 ~ 求人広告22万件調査

「サイバー犯罪界隈で働く技術者と正規の雇用市場で働く技術者の報酬額の中央値を比較したところ大きな違いは検出できなかった」と指摘している。

国際
(イメージ画像)

 ダークウェブの求人サイトでは、マルウェア開発者とペネトレーションテスト担当者の需要が高く、その賃金は驚くほど高い場合もあるものの、ほとんどが平均的な額である。

 これは、ロシアのセキュリティ会社である Kaspersky が、2020 年から 2022 年の間に収集した 155 件のフォーラムで 227,000 件の求人情報を 2 年間にわたって分析した結果である。この報告書によると、多くの広告が正規の IT 求人情報のスタイルに沿っているなか、大きく異なるものがあることがわかった。そういった仕事は原則としてすべてリモートで行われ、そして当たり前のことだがこれらの違法な仕事に対しては正式な雇用契約が存在しないのだ。

 そのため、ランサムウェア開発者の職を得ることになったとして、病院や公立学校の学区から何百万ドルもの金を脅し取るのを手伝わされた挙句、雇用主から解雇されたとしても、驚くには値しない。報酬が支払われない可能性があることに加えて、サイバー犯罪の仕事に関わったとして起訴されたり投獄されたりするリスクすらあるのだ。


《The Register》

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