今期初め、大手クラウドプロバイダが顧客需要の鈍化を警告したとき、多くの人が、マクロ経済の逆風が収まるまで彼らは設備投資を控えるだろうと予想した。しかし、そうはならなかった。
それどころか、大手クラウドプロバイダは、毎週のように設備投資を進めているのだ。彼らは中南米やサハラ以南のアフリカなど、過去 2 年間でクラウドサービスの需要が爆発的に増加した市場において、新たなキャパシティ、アベイラビリティゾーン(AZ)、リージョンを発表している。
「Amazon Web Services(AWS)」「Microsoft Azure」「Google Cloud」は、米国と欧州の市場を圧倒的に支配している。もし彼らの思い通りになれば、これらの新興市場においても、さらに大きな権益を握ることになるだろう。