Microsoftが満を持してリリースした新OS「Windows 10」。本OSでDRMシステムのSafeDiscとSecuROMの特定バージョンを使用したゲームがプレイできないことが、海外メディアのインタビューによって明らかになりました。インタビューはYouTubeメディアのRocket Beans TVが、gamescom 2015にてドイツMicrosoftのBoris Schneider-Johne氏に実施したもの。氏はインタビューの中で、Windows 7で動作するものはWindows 10でも動作する必要があると語りつつも、2つの例外を紹介しました。1つは「ウイルス対策ソフト」で、Schneider-Johne氏は、システムの深い場所で動作するため、アップデートが必要になると説明。しかし、これは既に開発者らによって準備が整いつつあると伝えています。問題となるのは2つ目の例外で、SafeDiscと特定バージョンのSecuROMのDRMシステムを利用した古いタイプのゲームがプレイできないとのこと。Schneider-Johne氏は理由について、システム深くで動作し、古いDRMシステムがセキュリティホールとなる可能性を考慮したためであると語りました。また、同氏はSafeDiscについて、ここ数年サポートが停止しており、アップデートが行われていないと指摘。SecuROMに関しては2003年から2008年の間に搭載されたタイトルで、幾つかの例外とNoCDパッチが配信されていないものがプレイ不可能になっていると伝えています。対象となるSecuROM搭載ゲームは『The Sims』や『Microsoft Flight Simulator 2004』など。DRMフリーのゲームをダウンロード販売しているGOGなどで購入すればプレイできるとのことですが、お気に入りのゲームとして物理ディスクを所有していたゲーマーには不満が募る仕様となるのではないでしょうか。