ランサムウェア犯罪集団にも失敗はある。だが今回の失敗は致命的で、下手をすればロシアの強制収容所送りになりかねないものだった。独立国家共同体(CIS:ロシアを中心とした旧ソ連諸国の連合体)加盟国の企業を誤って感染させてしまったのだ。ランサムウェア集団は火曜日、謝罪文を発表した。
ランサムウェア攻撃による情報漏えいに関する通知が始まると事態は急展開した。通知されたエンドユーザーたちが Blackbaud 社に対して全米各地で訴訟を提起したのだ。その数は 30 件、40 件と上昇を続ける。
これは「ろくに対策もしていなかった組織がインシデントから多くを学んだ」的なものでは全く無い。むしろ手を尽くしていてもやられてしまい、なおかつ「全米が泣いた」ならぬ「全米から訴訟を受けた」企業の話である。演習を定期実施しているような成熟した組織こそこの記事の想定読者だ。
AI を活用したセキュリティ診断スタートアップ企業 Novee社の創業エンジニア兼セキュリティ研究者のエラド・メゲドがこの脆弱性を発見して報告した。カンファレンスの講演申込みを準備していた彼は、興味深いパターンに気づいた。様々なハッカー会議や学術シンポジウムが、表向きは独自のイベントなのに、講演募集フォームは全て同じシステム(pretalx)を使っていたのだ。
「なぜ今の Google 検索はクソなのか?」という質問への回答に引用されたリンクは、ポーランド系 SEO 専門家のブログ記事『Google 検索が死にゆく理由と代替検索法』、さらに IT 系ブロガーの投稿『なぜ Google 検索はここまでひどくなったのか? 便利な回避策付き』そして、Reddit スレッド『Google 検索が劣化してるのって俺だけ?』、そして経済学者の『Google 独占問題を経済学で斬る』である。
この調査は、AI サーバーファーム( AI 処理用の大規模データセンター)が米国でいかに急速に世論の反感を買う存在になったかを示している。電気料金への影響(データセンターは地域の電力需要の数 10 %を占めることもある)、水資源の大量消費、周辺地域での大気汚染や騒音公害に関する報道が、この傾向に拍車をかけている。
Mythos について、ステンバーグ氏の評価は手厳しい。ブログ投稿で「宣伝目的の茶番としては驚くほどの大成功だったことは認めざるをえません(an amazingly successful marketing stunt for sure)」と評している。
3 月の動向をまとめますと、国家アクターは「止めるべきもの」をよく理解している、ということを再認識させられた月と言えそうです。通信を握れば社会を揺さぶれます。認証を破れば組織を乗っ取れます。AI の判断をだませば、人間の意思決定を曲げられます。
CISA は今年、数百万ドルの資金と職員の約 3 分の 1( 1,000 人近く)を失った。その中には、ランサムウェア攻撃を事前に警告するプログラムを 1 人で運営していたデイビッド・スターン氏も含まれる。同氏は 2022 年後半から 2025 年後半までの間に 4,300 以上の組織に事前警告を送信し、約 90 億ドルの経済的損失を防いだ。CISA に 10 年以上勤務した同氏は、政権の人員削減方針により昨年末に事実上追い出され、12 月に辞職した。
トップ 3 の「稼ぎ頭」はすべて FBI が「サイバー活用型詐欺」と分類するカテゴリーに属する。これはインターネットやその他の「新しい」技術を使って「古典的」詐欺を実行するものだ。サイバー活用型詐欺は 2025 年の苦情件数の 45 %を占めたが、金銭的損失では 85 %を占めている。つまり、サイバー犯罪とは相も変わらず「インターネットを使って古典的な詐欺の射程を伸ばす」ことがメインであり、いわゆる不正アクセス等の「ハッキング」は報告されたサイバー犯罪事件においては少数派なのだ。
ShieldGuardは、ブラウザ拡張機能を通じて、フィッシングや悪質なスマートコントラクトといった仮想通貨ウォレットに対する既知の脅威をブロックする機能を備えたブロックチェーンプロジェクトであると称していました。しかし拡張機能を分析したところ、その真の意図が明らかになりました。ShieldGuardは、主要な仮想通貨プラットフォームや、Googleサービスのユーザーから、ウォレットアドレスやその他の機密データを収集するように設計されていることが判明しました。
韓国 科学技術情報通信部は、韓国最大のコンベンションセンターKINTEXで2026年3月18日から20日まで、総合セキュリティカンファレンス「SECON & eGISEC 2026」を開催した。19の国・地域から412社の国内外のサイバー/物理セキュリティ企業がブース出展し、開期3日間で31の国・地域から26,389人が来場した。
3 月の動向をまとめますと、国家アクターは「止めるべきもの」をよく理解している、ということを再認識させられた月と言えそうです。通信を握れば社会を揺さぶれます。認証を破れば組織を乗っ取れます。AI の判断をだませば、人間の意思決定を曲げられます。
Amazon は、製品のローンチ前後にペネトレーションテストを行う際に AI ツールを使用することで、40 % の効率向上を実現している。同社のセキュリティ責任者 CJ Moses 氏が明らかにした。「AI の導入により、ペンテストの効率が実際に 40 %以上向上しました」と Moses 氏は述べ、この効率向上はペンテストに関連する人件費と運営費の観点から測定されたものだと指摘した。
「フーディーを着た 10 代のハッカー」というステレオタイプは Netflix のドラマには良いかもしれないが、実際にサイバー犯罪で逮捕されて手錠をかけられているのは、宿題よりも住宅ローンに頭を悩ませている世代の方がはるかに多い。
「攻撃者がサプライチェーン攻撃を好み、それを産業化したのは、サプライチェーンへの攻撃がスケールメリットを生み、被害拡大の速度も速く、なおかつ正規の経路を使うためにバレにくいからだ。上流での単一の侵害が、今やその産業全体に波及する可能性すらある。ことがここに至ったからには、防御側はもはや『孤立した自社システムを守れば良い』などという時代遅れの考えは今日限り捨て去って、取引先、従業員の ID、外部サービスとの連携、それらすべてを『信用できないもの』として扱い始める必要がある。すべてが侵入経路なのだから」
ランサムウェア集団が 2025 年に稼いだ金額は約 8 億 2,000 万ドル(約 1,230 億円)で、前年比で約 8 %減少した。身代金を支払った被害者の割合に至っては過去最低の 28 %まで落ち込んだ。
この減少だけを見ればランサムウェア対策の前進のように聞こえるかもしれないが、ひとたび全体像に目を転じると希望の光など微塵も見えない。
しかし求人情報にはこんなトホホな条件が書かれている。「この予算は確約ではありません。したがって当局はどれだけ仕事があるか、いくら払うかを保証できません」提示された金額から考えると、採用される C++ プログラマーは勤務時間のごく一部だけをこの仕事に充てることになりそうだ。つまり、せいぜい副業程度の扱いということだ。
2 月には中国人民解放軍が、南シナ海の南沙諸島で中国が実効支配する永暑礁(ファイアリー・クロス礁)にサイバー空間部隊が駐屯していることを初めて公にしました。この海域には多くの海底ケーブルが通っています。そう考えると、情報封鎖戦は決して遠い話ではなく、日本にとっても現実的に警戒すべき戦術だと言えます。
韓国ソウルの名門私立大学である延世大学(Yonsei University)は「AI Security Threats and Countermeasures(AI セキュリティの脅威と対策)」を講演する。英国 Informa グループ傘下のテクノロジー調査・分析会社 OMDIA のアジア太平洋部門 OMDIA APAC は「The security balancing act in the 20-Year AI Wave(20 年に及ぶ AI の波におけるセキュリティのバランス)」を講演する。
トランプ大統領は記者会見で以前、次のように鼻高々で自慢していた。「ベネズエラ侵攻の夜、首都カラカスは真っ暗な闇に包まれた。我々の特別な専門技術(編集部註:サイバー攻撃による停電を示唆)で街の電気を消したからだ。暗闇の中でアメリカ軍は敵に致命的な一撃を与えた」と。
口の軽い大統領が自己の虚栄心を満たすために軍事機密をベラベラ喋ってしまったものだから、ペンタゴンも最早観念して「はいはい、うちのハッカーも頑張りました」と最初から白状するようになったのかもしれない。
我々の超高齢化したセキュリティ文字列(パスワード)をここで擁護しておくと、いま挙げた問題はいずれもパスワード固有のものではない。きちんと仕様が定められ実装されたパスワードシステムを、きちんと教育されまっとうな動機を持つちゃんとした人々が使用すれば、誰もがうらやむほどパスワードは安全だ。問題が何なのか、もう読者諸氏はお分かりだろう。そんな理想的な条件が現実世界で揃うわけがないのだ。