ジェムアルトは10月9日、グローバルなデータ漏えい事例データベースである「Breach Level Index」(BLI:情報漏えい危険度指数)の2018年上半期集計結果を発表した。これによると、2018年上半期は世界で945件のデータ漏えい事件が発生し、盗難・漏えいしたデータ件数は約45億件となった。データ漏えい事件の件数は前年同期比で減少しているが、データ件数は133%と大幅に増加した。これにより、調査を始めた2013年以来、150億件以上のデータが漏えいしたことになり、これは平均して毎日2,500万件以上、毎秒291件のデータが漏えいしていることになる。データの漏えい源は、データ漏えい事件数では「悪意ある部外者」が56%でもっとも多く、「不慮の事故」(34%)、「悪意のある内部者」(7%)、「ハクティビスト」(2%)と続いた。漏えいしたデータの種別では「個人情報」が65%を占め、以下「ID・パスワード」(17%)、「金融情報」(13%)、「比較的低価値な情報」(4%)、「重大な機密情報」(1%)となっている。いずれも増加している。業種別では、データ漏えい事件数では「ソーシャルメディア」(56%)、「官公庁」(27%)、「小売」(4%)、「テクノロジー」(4%)、「製造」(1%)などとなっている。ソーシャルメディアでは、Facebookを含む6件の漏えいで漏えいデータ数の56%を占めた。
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