DigiCert、ジェムアルト、ISARAの3社は9月28日、耐量子デジタル証明書と、IoTで用いられるコネクテッド・デバイス向けのセキュアな鍵管理ソリューションを開発することを目的に、パートナーシップを発表した。DigiCertは、すでにパブリックトラストシステムおよび民間のPKIシステム向けにデジタル証明書を発行している。DigiCertの能力にISARAとジェムアルトが加わり提供される耐量子の証明書は、ホステッド、オンプレミス、ハイブリッドに対応する。ジェムアルトは、DigiCertのAPIと統合されクラウド上でIDを配布するインターネット・ゲートウェイを通じて、大規模で自動化されたコネクテッド・デバイス用の証明書発行を可能にする「SafeNet Hardware Security Modules(HSM)を介した安全な鍵の保管と管理を提供している。3社は、同様に耐量子暗号の開発を推進しているインターネット・エンジニアリング・タスク・フォース(IETF)などの業界標準化機関と協力し、量子コンピューティングがコネクテッド・デバイスのセキュリティを脅かす前に、信頼性の高い耐量子証明書の利用を促進するとしている。