株式会社セキュアブレインは11月18日、「セキュアブレイン gred セキュリティレポート Vol.4」を発表した。このレポートは、同社が運用する無料のWebセキュリティサービス「gredでチェック」で収集した情報を基に「セキュアブレイン先端技術研究所」で分析を行い、その結果をまとめたもの。レポートによると、2009年10月に「危険」と判断されたWebサイトの件数は3,621件で前月比118.1%となった。 このうち「フィッシング詐欺」(1,655件:前月比121.0%)と「不正改ざんサイト」(885件:前月比227.5%)、「不正プログラム」(219件:前月比126.6%)の検出件数が、それぞれ最高値を記録した。悪質なWebサイトの傾向では、2009年6月にWebサイトの改ざん被害が大量に発生した「Gumblar/JSRedir-Rウイルス」の報告が急増した。これは、同ウイルスが新たな手法を使い、攻撃を開始したことが原因と思われる。同ウイルスはFTPサーバのID・パスワードを収集・悪用することでWebサイトの改ざんを行い、感染被害を拡大する。 http://www.securebrain.co.jp/about/news/2009/11/gred-report4.html