一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月7日、2010年4月1日から6月30日における「JPCERT/CC インシデント報告対応レポート」および「JPCERT/CC 活動概要」を公開した。インシデント報告対応レポートによると、同時期にJPCERT/CCが受け付けた報告は3,113件、また国内外の関連するサイトとの調整を行った件数は847件であった。前四半期の1,005件から16%減少している。本四半期に発生したインシデントのタイプ別割合は、マルウェアサイトが1,478件と46%を占めた。これにWebサイト改ざんが18%で続いている。活動概要では、トピックスとして「Internet Summit of Africa―アフリカ大陸でのCERT ネットワーク構築と指導者トレーニングを展開」「JPCERT/CCがCVE採番機関に-国内初、調整機関としては世界で2組織め」「FIRST Conference MIAMI 参加―インシデントの高度化に伴う組織内インシデント対応体制強化及びCSIRT/CERT組織間、政府機関などとの連携強化の必要性を再確認」の3点を挙げている。http://www.jpcert.or.jp/update.html