株式会社薬事日報社は4月24日、同社ウェブサイトに不正アクセスがあり、一部のファイルが改ざんされた問題について続報を発表した。サイトが改ざんされていた期間中に同サイトにアクセスした際に感染する可能性があったウイルスについて、セキュリティベンダなどによる名称は確認していないが、sqlsodbc.chmの改変、コマンドプロンプト・レジストリエディタが起動不能になる、Internet Explorerの動きが著しく不安定となる、PCのFTP通信を監視し「設定情報」を記録(推測)、「設定情報」を取得したWebサーバの改ざんといった動作が確認されているという。 また、今回の不正アクセスの行程について、次のように推測している。1.「同サイト」を管理していた「社内PC」1台にコンピュータウイルスが感染2.コンピュータウイルスは感染した「社内PC」のFTP通信を監視3.コンピュータウイルスは感染した「社内PC」のFTP通信で使用された「設定情報」を記録4.コンピュータウイルスは記録した「設定情報」を同社とは無関係の外部サーバに転送5.外部サーバは「設定情報」を利用し「同サイト」にFTP通信で不正にアクセス6.外部サーバは「同サイト」のhtml,php,js等のウェブ関連ファイルの一部をダウンロード7.外部サーバはダウンロードしたファイルに悪意あるスクリプトを一定条件のもとに挿入8.外部サーバはダウンロードしたファイルを「同サイト」にアップロードhttp://www.yakuji.co.jp/oshirase00004.html https://www.netsecurity.ne.jp/1_13219.html