職員個人用PCからの情報流出について続報を発表:更新情報(IPA) | ScanNetSecurity
2024.04.27(土)

職員個人用PCからの情報流出について続報を発表:更新情報(IPA)

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は1月6日、同機構職員が自宅において保有する私物のPCがウイルスに感染し、PC内の情報が流出した件に関し続報を発表した。続報によると、同PCから流出したファイル数は16,208で、このうち文書ファイルは約13,000であることが確認さ

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 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は1月6日、同機構職員が自宅において保有する私物のPCがウイルスに感染し、PC内の情報が流出した件に関し続報を発表した。続報によると、同PCから流出したファイル数は16,208で、このうち文書ファイルは約13,000であることが確認された。流出したファイルには、同機構の業務関連情報(ET2007での撮影写真、ソフトウェア・エンジニアリング・センター設立3周年記念での撮影写真等の画像情報のみ)および同職員が同機構採用以前に所属していた企業の業務に関する情報が含まれていた。

 同職員が以前所属していた企業の情報については、数年前の情報であり同職員の記憶も曖昧で、現在も突合中であるが、業務関連データの流出が判明している企業数は10社程度。この情報の中には個人情報も含まれていた。重複している個人情報もあるので正確な数字は把握できていないものの、その数は1万件を超すものと推定している。なお、これらの情報は同機構のものではないため、企業名等の公表は差し控えている。現在、同職員とともに情報の内容・関係企業を解明しており、順次、情報流出が判明した企業に連絡し、その対応をサポートしているところだという。2009/1/19 追加情報

 IPAは1月19日、同機構職員が自宅において保有する私物のPCがウイルスに感染し、PC内の情報が流出した件に関し続報を発表した。続報によると、流出した情報のうち、同機構の業務に関連する情報は、同機構イベントの私的撮影写真及び2007年の当機構職員海外出張伺いの下書きのみであり、非公開情報の流出は確認されなかった。また、当該職員が同機構採用以前に所属していた企業の業務に関する情報については、情報流出が判明した企業に連絡するとともに、その対応を引き続きサポートしているところだという。

 ダウンロードに関する情報では、当該職員からの聴取及び当該PCの解析により、かな漢字変換ソフトや児童ポルノ等わいせつ画像を検索し、その一部をダウンロードしたこと及び当該情報が流出していないことを確認した。なお、同機構の信用を傷つけ名誉を汚したこと等を理由として、就業規則に基づき1月19日付で懲戒処分「停職3月」を本人に示達した。


http://www.ipa.go.jp/about/press/20090106.html
《ScanNetSecurity》

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