トレンドマイクロ株式会社は11月12日、都内で記者発表会を行い、新しいセキュリティ技術基盤である「Trend Micro Smart Protection Network」を発表した。同アーキテクチャでは、従来のパターンファイル技術に代わるクラウド(インターネット)技術を応用したセキュリティ対策「ファイルレピュテーション」と、Web、E-mail、ファイルそれぞれのセキュリティ対策データを連携させて迅速に脅威に対抗するサービスなどで構成される。 従来は、クライアントのパターンファイルを更新しない限り最新の脅威に対応できなかったが、同アーキテクチャのファイルレピュテーションでは、パターンファイルのうち75%を同社が提供するクラウドサービス上に移行、新しい脅威を発見すると同時にクラウドサービス上のセキュリティ対策データは更新されるため、ユーザは常に最新のセキュリティを確保することが可能という。 同社は、同アーキテクチャを用いた製品・サービスを2009年3月から提供開始し、今後1年間で法人向けクライアント/サーバ分野における売上の10%拡大を目指す。 http://jp.trendmicro.com/jp/about/news/pr/article/20081111090828.html