警察庁は9月25日、平成20年上半期の「インターネット・ホットラインセンター」の運用状況について発表を行った。本センターは一般のインターネット利用者からの違法情報、有害情報に関する通報を受け付けており、警察への通報、プロバイダや電子掲示板の管理者等へ削除依頼等の同庁委託業務を行っている。発表によると、平成20年上半期は66,832件(月平均11,139件)の通報を受理しており、平成19年上半期の月平均6,045件と比較して通報件数が急増している。 このうち違法情報(児童ポルノ、規制薬物の販売に関する情報等インターネット上での流通が法令に違反する情報)に関する通報は6,139件を処理している。また、有害情報(殺人等の違法行為の請負等に関する情報、集団自殺を呼び掛ける情報等インターネット上の流通が公の秩序又は善良の風俗を害する情報)は2,727件を処理した。その他の情報(違法情報、有害情報には分類されず、一部、知的財産権侵害、名誉毀損等にわたる情報もあるものの、多くは合法的なポルノや出会い系サイトに係る情報)は61,278件を処理したという。 http://www.npa.go.jp/cyber/statics/h20/pdf44.pdf