IPA/ISEC(独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター)は9月2日、2008年8月の「コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況」を発表した。発表によると、8月のウイルス検出数は約19万個と、7月の約19万個と同水準での推移となった。また、8月の届出件数は1,811件となり、7月の1,448件から25.1%の増加となっている。 不正アクセス届出状況では、8月の届出件数は15件であり、そのうち10件が被害に遭っている。不正アクセスに関連した相談件数は25件であり、そのうち13件が何らかの被害に遭っている。8月の相談総件数は1,616件で、統計開始以来最多件数を更新した。このうち「ワンクリック不正請求」に関する相談が545件(7月は457件)と激増した。このほか、「セキュリティ対策ソフトの押し売り」行為に関する相談が18件(7月は14件)、Winnyに関連する相談が5件(7月は4件)などとなっている。 http://www.ipa.go.jp/security/txt/2008/09outline.html