サイバー戦で優位に立つためにイスラエルは民間の技術を用いていると、イスラエル軍諜報部(Israeli Military Intelligence Directorate)のAmos Yadlin少将が指針演説で述べたと、12月15日『ロイター』が伝えている。イスラエル軍諜報部、通称アマンは、国防省の管轄に
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サイバー戦で優位に立つためにイスラエルは民間の技術を用いていると、イスラエル軍諜報部(Israeli Military Intelligence Directorate)のAmos Yadlin少将が指針演説で述べたと、12月15日『ロイター』が伝えている。イスラエル軍諜報部、通称アマンは、国防省の管轄にある国家的な諜報組織で、Yadlin少将はその頂点に立つ人物だ。
指針演説は、テルアビブ大学のシンクタンク、Institute for National Security Studiesに対して行われた。コンピュータネットワークを諜報活動に用いて、データベースにハッキングして、重要な管理システムに「悪意あるソフト」を仕掛けて、破壊工作を行う準備を進めているようだ。少将はイスラエルからサイバー攻撃を開始することができると語っている。
Yadlin少将が優位とするサイバー戦略については、中東ではサイバー戦がこれまでにも繰り広げられてきた。7月に『Newsweek』で、“Fight Wire with Wire”というMohamed Herzallahの記事が掲載された。Wire(ワイヤー)、つまり通信には通信で戦うというタイトルだ。記事ではイランとその同盟国によるサイバー攻撃が、イスラエルのネットワークを脅かしているとしている。