F-Secure、2008年第1四半期のデータセキュリティを総括 | ScanNetSecurity
2024.04.27(土)

F-Secure、2008年第1四半期のデータセキュリティを総括

 日本エフ・セキュア株式会社によると4月4日、F-Secure社が2008年第1四半期データセキュリティ総括を発表した。発表によると、新種のマルウェアは決して増えていないが、同社のセキュリティ研究所にはマルウェアのサンプルが毎日、平均25,000件届いている。この傾向が続

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 日本エフ・セキュア株式会社によると4月4日、F-Secure社が2008年第1四半期データセキュリティ総括を発表した。発表によると、新種のマルウェアは決して増えていないが、同社のセキュリティ研究所にはマルウェアのサンプルが毎日、平均25,000件届いている。この傾向が続くと、ウイルスとトロイの木馬の総数は、2008年末までに100万の大台を突破するという。現在は以前より多くのウイルスが作成されているが、実際に報告されるケースは減っている。これは、マルウェア作成者がウィルスの感染経路を変更したためだという。

 1〜2年前まで、大半のマルウェアは電子メールに添付されていて、「Bagle」「Mydoom」「Warezov」など爆発的に流行したマルウェアは、すべてメールに添付されていた。しかし、現在では電子メールに添付した実行ファイル(.exe)はフィルタで除去されるため、こうした攻撃方法は沈静化している。それに代わり、ユーザをWebサイトに誘導してマルウェアをダウンロードさせる方法が主流になった。いずれのケースでも、スパムメールが利用されるが、現在は実行ファイルを添付せずに偽のWebサイトへ誘導するリンクが本文に張られている。マルウェアの感染経路は、このようにSMTPからHTTPに変わっているとしている。


F-Secure社、2008年第1四半期データセキュリティ総括を発表
http://www.f-secure.co.jp/news/200804041/
《ScanNetSecurity》

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