情報処理推進機構(IPA)は、2月のコンピュータウイルス・不正アクセス届出状況を発表した。2月のウイルス届出件数は、1月より3割増の1,733件。これは、メールの添付ファイルを介して感染を拡大する「W32/Mydoom」とその亜種が猛威を振るった結果で、あわせて637件もの届出がだされている。IPAによれば、全体的には沈静化の傾向にあるものの、亜種の発生により再び件数が増加する傾向が伺えるため、「安易に添付ファイルを開かない」「ワクチンソフトで検査する」などの基本対策を怠らないようアドバイスしている。また、2月の不正アクセス届出件数は、37件と1月の28件からこちらも約3割増加。しかし、被害届出件数は4件と1月の8件から半減となっている。内訳は、侵入1件、ID不正利用1件、不正プログラムの強制ダウンロード2件。いつもながら、Windowsの既知のセキュリティホールを狙った攻撃で被害が発生している。http://www.ipa.go.jp/security/txt/2004/03outline.html