情報処理振興事業協会セキュリティセンター(IPA/ISEC)は12月4日、2003年11月のコンピュータ不正アクセス届出状況を発表した。レポートによると11月の届出件数は23件で、先月の30件より減少している。この届出のうち被害のあった届け出は3件で、アドレス詐称が1件、SPAMが1件、その他(掲示板への悪質な書き込み被害)1件であった。11月には「Windows Workstationサービスの脆弱性」という重大なセキュリティホールが発見されており、このセキュリティホールを攻撃するプログラムがすでに出現している。IPA/ISECでは、該当するOSやソフトウェアがインストールされているコンピュータのユーザに対し、至急Windows Updateや修正プログラムを適用し、併せて過去の修正プログラムも適用するよう呼びかけている。http://www.ipa.go.jp/security/crack_report/20031204/0311.html