情報処理振興事業協会セキュリティセンター(IPA/ISEC)は8月6日、2003年7月のコンピュータウイルスの届出状況を発表した。7月の届出件数は1,411件と、6月の1,401件と同水準での推移となっている。7月にかけて届出が増加したのは、Wscript/Fortnightウイルス。これは、メールの添付ファイルとしてではなく、メールの本文に不正な記述を見えない形で書き込むことで、ウイルスを強制的にダウンロードさせたり、セキュリティホール対策をしていないと、メールを開いただけで感染してしまうといったもの。IPA/ISECは、セキュリティホールを悪用するウイルスの届出が7割を占めている状況であるとし、修正プログラムを適用して欠陥を無くしておくことが肝要であると呼びかけている。http://www.ipa.go.jp/security/txt/2003/08outline.html