情報処理振興事業協会セキュリティセンター(IPA/ISEC)は、2003年5月度のコンピュータ不正アクセス届出状況を発表した。レポートによると、5月の届出件数は34件(4月は36件)であり、前月とほぼ同水準で推移している。この届出のうち実害があった届出件数は8件。内訳は、侵入被害が3件、メール不正中継が1件、DoS(サービス妨害)攻撃が2件、その他(なりすましによる不正利用など)2件であった。同セキュリティセンターでは、多く寄せられる相談として、「Internet Explorerのスタートページが書き換えられた」「掲示板のリンクをクリックしたら、次々と新しいページが開き、終了できなくなった」といった内容をあげ、これらの被害防止策として、ActiveXやJavaスクリプト機能の設定を無効にするよう呼びかけている。http://www.ipa.go.jp/security/crack_report/20030605/0305.html