株式会社シマンテックは3月3日、2003年2月度における月間「ウイルス被害ランキング」と「不正アクセスランキング」を発表した。ウイルス被害1位は国内・全世界ともに「W32.Klez」。2月は「IRC Trojan」による被害が急増し、国内で5位、全世界で4位になった。同ウイルスはインターネット・リレー・チャット(IRC)のクライアントプログラムがインストールされているシステムを標的にするトロイの木馬に対して使用する汎用検出名。IRCサーバに接続されてしまうと、開かれた接続ポートを通じてハッカーが情報を盗み出すなどの操作が可能となる。 不正アクセスランキングの1位は、「Microsoft Index Server/Indexing Services ISAPI Buffer Overflow Attack」で402件。これはCodeRedによる攻撃。続く2位と3位には、Nimdaによる攻撃がそれぞれ300件以上報告されている。CodeRedやNimdaは発見から1年半以上経過しているが未だにその勢いが衰えていない。こういった攻撃に対し、常に最新のパッチを適用する必要があるとしている。http://www.symantec.co.jp/region/jp/news/year03/030303.html