独立行政法人国立高等専門学校機構は6月15日、鹿児島工業高等専門学校によるサイバーセキュリティの知識を活用したボランティア活動について発表した。
鹿児島高専では、全国高専が行うK-SECサイバーセキュリティ人材育成事業に参画し、その知識を活用して2019年から学生による小中学校への出前講座をボランティアの一環として行っており、6月13日には霧島市立隼人中学校で実施した。
K-SECは、国立高専機構におけるサイバーセキュリティ人材育成事業(KOSEN Security Education Community)で、全国の国立高専では、K-SECの事業として基本教材の開発や演習教材を導入した演習等を実施し、人材育成を行っている。
ボランティアでは、低年齢層に対しインターネットに接続可能なデジタルデバイスのリスクを知ってもらうとともに、対応方法を講義することで安全な利用を促し、鹿児島県警から「サイバー防犯ボランティア」として鹿児島高専の学生に委嘱状が交付されている。