ソフォス株式会社は8月22日、「SophosLabs」の調査により2008年7月度のコンピュータウイルス状況をまとめた「メールウイルストップ10」を発表した。7月度は、信用度の高い伝票情報を装って添付のマルウェアファイルを開かせる悪質なメールウイルスが多数出現した。今月3位にランクされた「Troj/Invo」および9位の「Troj/Spy」、10位の「Mal/Spy」がこれらの手法を用いるメールウイルスとなっている。これらのメールウイルスは当初、請求書を装う形で悪質なファイルが添付されており、後に手法を変えて、大手宅配サービス会社UPSの荷物トラッキング情報(配達状況を確認するための情報)に偽装したファイルとして、多数配信された。 メールウイルストップ10は、1位が「Troj/Agent」(15.3%)、2位が「W32/Netsky」(13.3%)、3位が「Troj/Invo」(12.4%)、4位が「Troj/MDrop」(9.4%)、5位が「Mal/EncPk」(8.4%)、6位が「Troj/PushDo」(6.1%)、7位が「Mal/Iframe」(5.6%)、8位が「W32/Mytob」(5.0%)、9位が「Troj/Spy」(4.5%)、10位が「Mal/Spy」(3.4%)となっている。http://www.sophos.co.jp/