11月29日および30日、「東京国際セキュリティカンファレンス 2006(Tokyo International Security Conference 2006:Tokyo InterSec2006)」が、東京・経団連会館の国際会議場において開催される。現在Webから、無料参加登録受付中。このカンファレンスは、セキュリティ関連企業等の有志による実行委員会が主催するもので、国内外のセキュリティ専門家人脈に強い株式会社エス・アイ・ディ・シーの、里吉昌博氏が実行委員長を務める。日本国内で開催されるセキュリティ関連イベントのほとんどが、すでに海外で実績のあるカンファレンスの日本版だが、Tokyo InterSec2006 は日本で企画実施される、純国産のイベントである特徴がある。昨年開催されたTokyo InterSec2005は参加料3万円の有料カンファレンスであったが、先端の技術や研究成果をより広く日本国内に普及させることを目的に、2回目となる今回は全プログラムが無料で参加できるようになった。また日本国内のセキュリティ専門家同士の交流と情報交換のために、懇親パーティも開催される予定だ。本カンファレンスは、クラッカーと相対しているハッカーが、Webサイト・各種サーバ・ネットワーク機器およびシステムの脆弱性や新手の攻撃への技術的対処法、ウィルス・スパイウェアの最新動向、セキュリティマネジメント方法論など最先端の情報を提供するもの。米国国防総省など政府機関でプロジェクトに参画しているウィリアム・H・サイトウ氏や昨年暮にWindowsメタファイルの重大な脆弱性を発見し、ホットフィックスを発表して話題になったベルギーのイルファク・ギルファノブ氏、攻撃コードを分析・研究していることで著名なリモートエキスプロイト(グループ)のメンバーであるイスラエルのマティ・アハロニ氏など、7カ国から10名が参加する。Tokyo InterSec2006 プログラム詳細http://www.tokyointersec.com/contents/japanese/program_1.htmlhttp://www.tokyointersec.com/contents/japanese/program_2.html