米国企業がコンピュータ・ウイルスの駆除やシステム復旧作業にかけた費用は、前年(2001年)1年間で約123億ドルだった。2002年には、その費用が増加すると予測される。サイバー攻撃を回避するには、企業がより一層システム・セキュリティの無作為検査を実施することが必要だ、と同報告書は提言している。同委員会の上級研究者Herbert Lin 氏は「情報技術の進歩は日進月歩だが、それに付随するセキュリティ措置がおざなりにされている。事実、10年前のセキュリティ対策措置が現在でも適切であると推奨されている。これは、非常に大きな問題だ」と述べた。