2019年に発見されたEXODUSはアンダーグラウンドのハッカーではなく、イタリアのセキュリティベンダーによって開発されたとされる。EXODUSを発見し調査を行った研究者のレポートをもとに、このマルウェアの背景などをまとめたい。
法案が可決される際に、複数の組織がその第217節に対する不安を表明した。ISPをはじめとする通信業者は新製品やサービスをリリースする前に政府へ通知しなければならない、また政府はそれらのソフトウェアやシステムに「技術的な」変更を求めることができる、というものだ。
たしかに、その表現は少なからず大雑把に見える。NSA の解釈によれば、彼らが大量のオンライン情報を収集し保管することは監視に該当せず、「それを分析者が実際に見た場合」のみが監視行為となるため、この点は明確化する必要がある。
「それらのイメージを、ほぼリアルタイムで解読するために必要となる演算能力は膨大だったが、それでもイメージの内容を見極めるには、それほど多くの労力を費やさずに個々のフレームを解読することが可能だ」とある。
監視ツールは、法執行機関が利用する合法的な道具になりえる。しかし、それらは企業と消費者の両方における通信やデータ処理のセキュリティ対策を回避するために利用することもできる。
Greg Aligiannis は「警察のために収集される市民のインターネット記録は、ハッカーに奪われる可能性がある」という懸念を表明した。それは TalkTalk、米国連邦人事管理局(OPM)、その他への攻撃を見るだけで分かることだ。
諜報機関が本当に求めているのは、暗号化のバックドア、つまりメッセージや通話を強制的に復号する方法である。数学的に言って、そのようなシステムを安全な方法で構築することは不可能だ。
その米国の法案が、「現在の米国市民に甘受されている司法の保護」を欧州市民にも拡大するだろうという点を彼女は指摘した。それが承認されれば、データ転送の保護を保証する上で、もう一つの重要なステップとなるだろう。
プライバシー擁護派たちは、そのプログラムは違憲であるため直ちに停止しなければならないと主張し、米合衆国国家情報長官、NSA 長官、FBI 長官、検事総長、そして国防長官らを相手に訴えを起こしていた。
FBIが政府の機関としてAP のブランドを偽装するという行為は、同通信社の報道機関としての信憑性を蝕むものだと彼らは主張している。政府の監視行為と関連付けられることで同社の事業が傷つけられているとAPは訴えた。
「2011 年、すでに同社は Ethiopian Information Network Security Agency に監視システム、トレーニング、サポートを販売しており、その契約には100 万ドルの値がついていた」ということが、漏洩したメールによって確認された。
重要なのは「国家の安全保障の重要な役職」に申し込んだ一人一人が、これらの質問に正直に答えたと考えられていることだ。それらの全ての情報は、Standard Form 86 のデータベースファイルにある。
もしも現在、このフォームの情報のすべてが、外国政府の手に渡っているのだとするなら、それは事実上、米国の諜報や国家安全保障に取り組んでいるすべての人物が「恐喝、威圧、あるいはさらに悪いこと」の対象となるかもしれない。
「iOS の WhatsApp はエンドツーエンドで暗号化されていないということ、また Android のグループチャットがエンドツーエンドで暗号化されているかどうかは不明瞭だということをお忘れなく」
「もしもあなたが Duqu 2.0 スタイルの長期的な活動から身を守れないのならば、『国家的なサイバー攻撃の組織が侵害を考慮しそうなデータやリソース』は何も持たないほうが良い」と Beardsley は語った。
彼は、(敵が)自身の強さを自慢するために同社を攻撃した可能性があると示唆している。「彼らは自分自身がクールであり、セキュリティ業界をリードする IT 企業さえ感染させられるということを証明したかったのだ」
Naikon の攻撃の標的となった Hellsing のメンバーは、メールの確実性を疑問視して、添付ファイルを開かなかった。その後まもなく彼は、Naikon のメールの送り主に対し、Hellsing のマルウェアを含んだメールを転送した。
「その両プロトコルは、重要な前方秘匿性が欠如している。それは、『もしも私が暗号化された通話を録音でき、その電話の長期キーを後日に入手できたなら、私は通信の全体を、あとから(数年後でも)確実に解読できるということだ」
盗まれたデータには戦闘プランや地図、供給ニーズやルートだけでなく、武器や弾薬のリストも含まれていると FireEye は主張した。それがアサド大統領の軍隊、もしくは同盟国の手に渡った場合、彼の軍事的な取り組みに利益をもたらすだろう。
「我々は、カナダ(のスパイ機関)が間違いなくWARRIORPRIDEを利用することを知っているが、QWERTYバイナリの1つであるストリングは、(ASD が)その開発に関わっている可能性があることを示唆している」とGuarnieriは語った。
「コンピュータに侵入し、ユーザーを詮索し、『人権』と『我々の独自のセキュリティ』の両方を脅かすために利用できる危険な技術を販売することは、我々が投げうる最も巨大なブーメランになるかもしれない」