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2017.08.21(月)

[BHJ2007特約記事] 海外のセキュリティ専門家に聞く先端動向(3) Steve Dugan 氏

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10月23日から26日に開催される、国際セキュリティカンファレンス「Black Hat Japan 2007 Training & Briefings」には、世界中から選りすぐられた、セキュリティの先端研究者や専門家が日本に結集する。SCAN編集部では、同カンファレンスの協力を得て、来日予定の講師やスピーカー達に横断インタビューを行った。第3回目は、トレーニングクラスを担当する Steve Dugan 氏である。

●シスコシステムズのトレーニングに集中
Steve Dugan 氏は、米国コロラド州デンバー市にある「101 Labs」に所属している。シスコシステムズのトレーニングの領域に特に集中している企業である。事業の根幹は、シスコ認定証トレーニングコース(CCNA, CCNP, CCIE 等)の提供であり、その他にはコンサルティング事業もある。コンサルティング事業は通常約1週間〜6週間程度の短期間のプロジェクトがほとんどであり、ネットワークセキュリティベースのコンサルティングが多数を占める。

■質問1:あなたの専門・研究領域はなんですか?
僕は再びセキュリティのセクシーでない方面に注力をするようになってきています。最近の僕の専門領域は、組織内ネットワークインフラを見て、調整が必要なセキュリティ課題を発見することです。

■質問2:あなたが注目しているセキュリティの大きなトレンドは何ですか?
皆さんお分かりだと思いますが、過去に比べて、内部データネットワークに注力されていることが今日よくみられる現象だと思います。大きな流れとしては、VoIPセキュリティがあるでしょう。

■質問3:その大きなトレンドの中でのあなたのミッションは何ですか?
僕は、非常に長い間、VoIPのセキュア化をリードしてきたのと同時に、安全でないデータネットワークの危険性を人々に紹介してきたと自負しています。

■質問4:最近注目しているセキュリティインシデントは何ですか?
Cisco IOSで実行可能なシェルコードについて書いたマイケル・リン(Mike Lynn)と、Black Hat USA 2005 で彼に関係して起こったあの状況は、大変驚くべきものであると今でも思っています(編集部註:文末のシスコゲートに関する関連記事参照)。あの状況で展開された方向と、業界への影響はいまでも深く残っています。

■質問5:日本に関して何か特別な興味などありますか?
コンピュータに関連しないトピックで恐縮ですが、数年前、私は短期間ではありましたが合気道を習い、日本文化に非常に関心を持つようになりました。よく訓練された武道家の方々と共に訓練する機会もありました。合気道はしばらく練習していませんが、その中で学んだルールや哲学などは私の人生において大きな影響を与え、それらはネットワークセキュリティへの僕なりのアプローチ方法に強い影響力を与えています。

●インフラベースのセキュリティをカバー
Steve 氏のトレーニング「インフラへのAttacktecs(TM)とDefentecs(TM):Ciscoネットワークの攻撃と防御」は、教科書では習えない実務的なハンズオンコースで、数年前から日本でも希望の多かったコースの一つである。米国では5〜6年継続して開催されている人気の高いコースだ。今回の講義の特徴は、よくあるホストとサーバベースの講義ではなく、インフラストラクチャベースでのセキュリティをカバーしていく点にある。ネットワーク自身を横断するトラフィックのリダイレクティングに注力するのと同様、ネットワークデバイスであるスイッチやルータ等へアクセスすることにもフォーカスしていく。

【取材協力:Black Hat Japan 篠田佳奈 (http://japan.blackhat.com/)】

【関連URL】
Black Hat Japan 2007 Briefings
http://shop.ns-research.jp/3/9/9620.html
Black Hat Japan 2007 Training
http://shop.ns-research.jp/3/9/9641.html

Welcome to the Black Hat Japan 2007
http://japan.blackhat.com/
Black Hat Japan 2007 Training & Briefings「インフラへのAttacktecs?とDefentecs?:Ciscoネットワークの攻撃と防御」
http://www.blackhat.com/html/bh-japan-07/bh-jp-07-tr-jp/train-bh-jp-07-jp-sd-cisco.html

文系ユーザ向け、コンピュータの脆弱性をめぐるハッカー倫理の歴史(1)フルディスクロージャーの登場からシスコゲートまで
https://www.netsecurity.ne.jp/2_9893.html
Black Hat Japan 2006 現代のハッカーのあるべき姿とは
https://www.netsecurity.ne.jp/3_7723.html
Black Hat Japan 2005 日本のセキュリティコミュニティはどこへ向かうのか?
https://www.netsecurity.ne.jp/2_4626.html
主催者ジェフ・モスはいかにして Black Hat Japan を開催するに至ったか
https://www.netsecurity.ne.jp/2_4624.html

□ Black Hat Japan 2007 Training & Briefings 開催概要
開催地:東京 新宿 京王プラザホテル
年月日:トレーニング 2007年10月23日(火)〜24日(水)
ブリーフィングス 2007年10月25日(木)〜26日(金)
受講料:ブリーフィングス 早期76,650円/通常88,200円/当日92,400円(税込)トレーニング 各コースによって異なるためWebを参照
《ScanNetSecurity》

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