セキュリティ企業に聞く、失敗しないセキュリティ商品選び〜株式会社フォーバル クリエーティブ(3) | ScanNetSecurity
2024.04.27(土)

セキュリティ企業に聞く、失敗しないセキュリティ商品選び〜株式会社フォーバル クリエーティブ(3)

展示会が向く人Webが向く人〜情報収集から実際の導入まで

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展示会が向く人Webが向く人〜情報収集から実際の導入まで


企業の業務とネットワークが切り離せないものとなり、さらにインターネットに接続されている現在、何のセキュリティ脅威にもさらされていない企業はもはやどこにもないだろう。このようにセキュリティ対策の重要性はいっそう高まっているが、脅威は広範化・複雑化しているため、セキュリティ対策商品も数多くの種類が存在している。

企業がセキュリティ商品を選定するにあたって、勝ちパターンはあるのだろうか? 逆にどんな選び方が失敗しやすいのだろう?

ScanNetSecurity編集部では、企業の情報システム部門やセキュリティ担当者が抱えるこの問題に答を出すべく、SIerやIT系商社のうち、特にセキュリティ分野で洞察と実績を持つ企業を訪問し、失敗しないセキュリティ商品選びをくわしく具体的に聞いた。

今回は、株式会社フォーバル クリエーティブの、ソリューション・マーケティング部 上席テクニカルスペシャリストの馬場 重通 氏と、営業部マネジャーの田中 大介 氏を訪ねた。(本稿は両氏に実施したインタビューを編集し構成した)

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Q:展示会、セミナー、セキュリティベンダの公式サイト、メディア等、いろいろな情報源を賢く活用する方法は?

セキュリティは与えられるものではなく、自分で守らなければならないことですから、目的意識を持つことが大事です。そうすれば、Webサイトからの情報も熱心に集めることができますし、展示会などで担当者と話をするときにも、少しの説明で内容を理解することができます。

Webサイト、展示会、セミナーなどがありますが、全体的にWebサイトで情報を収集しているお客様は意識が高く、目的がはっきりしている印象があります。このようなお客様は、逆に言えばWebサイトに限らず、どんな方法でも情報を集めることができるでしょう。Webは常に最新の「生きた」情報が掲載されるので、まずはWebサイトを活用するクセをつけることが望ましいですね。

一方、展示会やセミナーで情報を集めようとするお客様は、まだ目的が漠然としていて、危機感は感じていても何をどうすればいいのか分からないという方が多いように感じます。だから、展示会やセミナーで直接ベンダの担当者などから話を聞く必要があるのでしょう。複数の異なるベンダの製品を比較したいとき、両面評価の情報を得て選択をしたい場合には、展示会は有効な手段といえます。


Q:営業マンと一回目の打ち合わせをするまでにどんな準備をすればいい?

現状の問題点、悩みなどを具体的にしておくことが必要ですね。これを明確にすることで、導入すべき製品が決まってきます。また、自社システムのユーザ数やセグメントの数、ネットワーク構成、導入されている製品とそのレンジ、WAN側のネットワーク速度といった情報があらかじめ分かっていると、解決策を提示しやすくなります。

また、製品をリプレイスするのか、構成自体を変更するかによっても解決策が変わってきます。それから、ネットワークの目的や用途も意外に重要なポイントです。たとえば、メールマガジンや音楽を配信している企業では、社員数は少なくてもトラフィックは非常に多くなります。このような場合、ファイアウォールは大規模企業並みのものが必要となるため、社員数から想定される製品よりもランクの高い製品が必要になります。

以上のような情報があらかじめ分かっていれば、適切な解決策や製品情報を提供できるため、予想されるコストや導入スケジュールも正確に算出することができます。


Q:実際に製品を導入するまでのスケジュールは?

製品の導入スケジュールは、企業規模などによって変わってきます。ほかにもさまざまな要件がありますので厳密ではありませんが、大規模企業では…

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(この記事には続きがあります。続きはScan本誌をご覧ください)
http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec
《ScanNetSecurity》

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