〜ブルーコートシステムズ Security Gateway(SG)シリーズ〜 HTTPウイルススキャンというと、プロキシ機能を備えたゲートウェイタイプ、ファイアウォールと連携するタイプ、そしてICAPをサポートしているSecurity Gateway(SG)シリーズ(プロキシ・キャッシュ)との連携タイプが上げられます。そこで、今回は、ICAPによるウイルススキャンの動作及び特徴を挙げていきます。 まず、ICAPとは「Internet Content Adaptation Protocol」といい、RFC3507でで定義されております。これは、要約すると「HTTPのコンテンツに対して、何らかの処理を施すプロトコル」となります。 HTTPには、リクエストとレスポンスがあるように、ICAPにもHTTPのリクエストを処理する、リクエストモディフィケーションモード(Request Modification Mode)と、レスポンスを処理するレスポンスモディフィケーションモード(Response Modification Mode)があります。HTTPのウイルススキャンは、オリジンサーバ(Webサーバ)から持ってきたコンテンツを処理するため、レスポンスモディフィケーションモードを使うことになります。 また、Webサーバにコンテンツをアップするようなケースでは、POSTリクエストを処理するため、このようなケースではリクエストモディフィケーションを利用するようになります。ICAPのリクエストモディフィケーションモードでは、その他に実用化されている例としては、URLフィルタリングとの組み合わせもあります。 では、実際にICAPによるHTTPウイルススキャンがどのように動作しているか、説明させていただきます。 +───+ | OCS | +───+ | (2)|(3) | +───+ (4) +───+ |ICAP | |ICAP | |client | |Server | +───+ (5) +───+ | (1)’(1)|(6) (2)’ | +────+ |Browser | +────+* OCS:Origin Content Server。Webサーバ。* ICAP Client:Security Gateway(SG)シリーズ。ICAPをサポートしたプロキシ・キャッシュ* ICAP Server:ICAPをサポートしたウイルススキャンサーバ連絡先:info@bluecoat.co.jpブルーコートシステムズ株式会社システムズエンジニア中西 良夫(詳しくはScan本誌をご覧ください)http://shop.vagabond.co.jp/m-ssw01.shtml