株式会社荒畑園は3月25日、同社が運営する「お茶の荒畑園公式サイト」への不正アクセスによる個人情報漏えいについて発表した。
これは2024年12月4日に、システム会社で「お茶の荒畑園公式サイト」への不正アクセスを検知し、個人情報の漏えい懸念について連絡があり、翌12月5日に当該サイトでのカード決済を停止し、第三者調査機関による調査を開始したところ、当該サイトのシステムの一部の脆弱性をついたことによる第三者の不正アクセスでペイメントアプリケーションの改ざんが行われたことが原因で、顧客のカード情報が漏えいし、一部顧客のカード情報が不正利用された可能性があることを2025年2月7日に完了した調査機関の調査結果で確認したというもの。
漏えいした可能性があるのは下記の個人情報。
1.2024年6月5日から2024年12月5日の期間に「お茶の荒畑園公式サイト」でクレジットカード決済を利用した顧客6,342名のカード情報(名義、番号、有効期限、セキュリティコード)、氏名、ふりがな、住所、電話番号、メールアドレス。
2.2011年2月28日から2024年12月5日の期間に「お茶の荒畑園公式サイト」で会員登録を行った顧客 最大73,684件の氏名、ふりがな、住所、電話番号、メールアドレスを含む個人情報。
同社では3月25日から、対象の顧客にメールにて個別に連絡を行う。
同社では既に、カード会社と連携し漏えいした可能性のあるカードの取引のモニタリングを継続して実施しているが、顧客に対しても、カード利用明細に身に覚えのない項目があった場合はカード会社に問い合わせるよう呼びかけている。
同社では2024年12月6日に監督官庁である個人情報保護委員会に報告を、2024年12月11日に所轄警察署に被害申告している。
同社では調査結果を踏まえ、システムのセキュリティ対策と監視体制の強化を行い再発防止を図るとのこと。