株式会社田中貴金属グループは3月24日、台湾生産拠点へのサイバー攻撃について発表した。
これは田中貴金属の台湾におけるボンディングワイヤの生産拠点 台湾田中電子股份有限公司(TET)のサーバに外部から不正アクセスがあり、一部の管理データが窃取された可能性を確認したというもの。外部専門家からの情報提供で、3月17日に発覚した。
TETでは現地対策本部を設置し、田中貴金属グループ本社と連携のもとで被害状況の確認を進めている。
TETでは下記の対応を実施している。
・インターネット回線の切断
・ウイルス感染が確認されたファイルサーバの停止
・ファイアウォールおよびファイルサーバのログの保全
・台湾および日本の警察・関係機関への報告、連絡
田中貴金属グループおよびTETでは、セキュリティ体制の強化とネットワーク監視体制の強化を含む再発防止策に取り組むとのこと。