一般社団法人電気通信事業者協会(TCA)は3月25日、実在する発信者番号を偽装した着信電話への対応について発表した。
同協会では、電気通信事業法関連法令や技術標準(TTC標準等)を補完するために、発信者番号偽装対策として通信事業者が実装すべき要件をガイドラインとして策定しているが、最近は実在する発信者番号を偽装した着信電話に関する情報提供や問い合わせが多くあるという。
同協会ではこれらの状況を踏まえ、各通信事業者、総務省と連携し、各種規程の遵守状況の点検等について協議を進めている。
また同協会では、電話サービスを利用しているユーザーに対し、携帯電話・固定電話に自宅や警察などの電話番号が表示される不審な電話があった場合は、一旦通話を終了し折り返し電話をかけ直し確認する、詐欺等の疑いがある場合には速やかに近くの警察へ相談するよう案内している。