回復のためのアプローチ方法〜最新の情報をキープすることの重要性〜 | ScanNetSecurity
2021.02.28(日)

回復のためのアプローチ方法〜最新の情報をキープすることの重要性〜

 セキュリティ診断を実施し、実際に劣化を検知した場合には、当然ながらこれを回復する必要がある。ここで重要なことは、できる限り短い時間で回復の作業を行うことある。これを実現するためには、いかにして最新情報を得ることができるかにかかってくる。そのためには

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 セキュリティ診断を実施し、実際に劣化を検知した場合には、当然ながらこれを回復する必要がある。ここで重要なことは、できる限り短い時間で回復の作業を行うことある。これを実現するためには、いかにして最新情報を得ることができるかにかかってくる。そのためには、変化するネットワーク環境のなかで、平素から最新情報をシステムのなかに組み込んでおく必要がある。

 攻撃手法や脆弱性についての最新情報はもちろんだが、さらに重要なのは守るべき自分たちのシステムが、現在どのような状況になっているかを正確に把握するということだ。

 回復のフェーズでは、セキュリティの劣化を回復するための処理を極力速やかに、かつ適切に行うことが求められる。システム全体が現在どうなっているのかという情報を正確に把握しておけば、回復作業も効率よく的確に、そして短時間で行うことができる。

 システムは有機的につながりあっている。回復のために行った作業が、その部分において「正しい」処置だったとしても、それが他の部分に悪影響を及ぼすことも少なくない。対処を行う場合には、システム全体への影響を考慮する必要があるのだ。全体の情報を把握できていなければ、同じような問題点がほかにあるのか、あるとすればすぐに行うべきなのか、それとも段階的に行えばよいのかを検討することさえできない。対処以前の段階で判断に迷うようであれば無駄な時間が経過してしまい、被害を広げてしまう可能性もある。


●NIMDAが残した教訓

 問題が発生した場合に、いかに短時間で回復できるかは、どれだけ最新情報を持っているかにかかっている。

 2001年に世界的に流行したNimdaの被害拡大は、ひとつの教訓を残した。それは、変化するネットワーク環境において、最新情報をキープし続けることの重要さと難しさである。Nimdaが発生した際には、対処すべきサーバがどこにあるのか確認している間に被害が次々に拡大した。システム構築時のネットワーク構成図を片手に対処を行うことの限界を思い知らされた事件だったといえるだろう。

 世界中のシステムに被害が拡がったという事実だけでなく、その回復のためになぜあれほどの時間がかかってしまったのか。この現実は、教訓として語り継がれるべきである。


(執筆:吉澤亨史)

※本記事は、翔泳社発行の「セキュリティマガジン 4月号」に掲載されたものを元に、著者である京セラコミュニケーションシステム株式会社( http://www.kccs.co.jp/ )の郷間佳市郎 氏および翔泳社の許諾を得てリライトしております。


(詳しくはScan本誌をご覧ください)
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