●サイバー戦の現実
2月末頃から、McAfeeやF-Secureなどのセキュリティベンダ各社が、携帯電話を攻撃するマルウェアを発見したとして、警告を行っている。
米国ワシントンDCに本部を置くSANS Institute。1989年の設立以来、ITセキュリティの研究や教育、セキュリティ専門家のスキルを証明する試験開催などを行っている非営利のセキュリティ組織だ。このSANS Instituteが、1月14日、2008年のサイバーセキュリティ脅威を発表し、
経済がグローバル化していると言われて久しいが、サイバー犯罪の世界も同様のようで、ロシアのマフィアが数ヵ国語を操るハッカーを探していると『Tech.co.uk』が伝えている。
●サイバー犯罪者もサーチエンジン最適化(SEO)を利用
米国の名門大学、ハーバード大学のウェブサイトの1つがハッキングされたようで、サイトの内容がBitTorrentのネットワークで見つかった。
デスクトップコンピュータやノートブック、その他コンピュータの部品などを販売するGeeks.comのウェブサイトがハッキングされ、顧客の個人情報が被害を受けた。ここまでは、日常茶飯事化している情報漏洩事件の1つのようだが、"HACKER SAFE(ハッカーセーフ)"証明を出し
SCAN DISPATCH は、アメリカのセキュリティ業界及ハッカーコミュニティから届いたニュースを、狭く絞り込み、深く掘り下げて掲載します。
発表されたコンピュータの脆弱性数が、前年比で減少を示したものの、ウェブセキュリティが改善したわけではない。APが11日に、セキュリティ企業による警告を伝えている。
●急増を続けるウェブ経由の感染
1月16日付け、TrendMicroの研究員のブログで、情報セキュリティ担当のポール・ファガーソンが、「"信頼されていた"ウェブサイトも安全ではない」との記事を書いている。"信頼されていた"というのは、アクセスすることでマルウェアに感染することなど、一般的には考えられ
何者かがFBIを騙って、「告訴されている」と連絡するe-mailを送信していると、FBIが住民に対して警告を行っていることを、ハワイ・カウアイ島の『THE GARDEN ISLAND』が報告している。e-mailの送信は、個人もしくは企業に対してだが、これはフィッシングメールだという。
●ハッカーが周到に用意したワーム
クウェートでサイバー犯罪の件数が、大変な速度で増加。市民は脅迫や盗難の脅威にさらされているとクウェート内部省が警告していると『Arab Times』が報じた。
2007年、世界で猛威をふるい、すっかりおなじみになった悪名高いストームワームだが、今年に入っても、早速このワームが世間を騒がせている。
ソーシャルネットワーキングサイト(SNS)の、従業員による使用が、企業にとって年間数十億ポンド(数千億円)の負担になっているとの調査結果を、英国のGlobal Secure Systemsが発表した。使用は就業時間中に関するもので、調査を行ったGlobal Secure SystemsはITセキュ
●気になるSNSのセキュリティホール
米国のマイアミ地方裁判所で、ホテルのビジネスセンターのPCにトロイの木馬をインストールすることで、利用者のデータを不正に獲得していたハッカーが有罪判決を受けた。
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