これは、IBMの関連会社、IBM Internet Security Systems(IBM ISS)が発表した年次"X-Force"報告書で、2007年に見つかったセキュリティ上の欠点は6437件で、この数字は前年と比べて5.4%の減少となったと説明している。ウェブサイトによると、民間最大のセキュリティ情報組織であるIBM ISSは、主要なソフトウェアやハードウェアのベンダ、政府機関などと密接に連携して、脆弱性や攻撃手法などを研究している。
IBM ISSのクリス・ローランド主席テクノロジーオフィサーは、この数字は少なくともこの10年間で最低の数字だという。ただし、2006年より減少したと言っても、見つかった脆弱性の数は、2005年の4824件を大きく上回っているとして警告する。この現象は、2006年に41%と急増したために起きたもので、2006年より減ったものの、決してその数が少なかったというわけではなさそうだ。