JTB、佐賀県教育委員会など大規模なセキュリティインシデントが相次ぎ、ここにきて再び企業内・組織内CSIRTの存在が注目されている。日本シーサート協議会(NCA)のホームページには新規加入チームのお知らせがほぼ毎週のように更新されている。2014年には60に満たなかったメンバーチームの数は、2016年7月現在で161となっているように、多くの企業や組織においてCSIRT構築が進んでいる。
セキュリティ対策、意識向上という意味では、非常によい傾向といえるが、一方で「CSIRTって何? どうやって作ればいい?」という素朴な疑問もないわけではない。とくに近年のCSIRTブームは、大規模なインシデントの中で、攻撃の迅速な分析や対応・復旧を行うチームとしての機能に目がいきがちで、そもそもの組織論(どうやって作るのか、どうやって動かすのか)の部分が忘れられる傾向がある。作り方がわからないからといって、とりあえず担当者を決めてNCAに会員登録をすれば終わりで済ませてはならない。
「ガートナーセキュリティ&リスク・マネジメントサミット 2016」でリクルートテクノロジース 鴨志田明輝氏が行ったセミナーは、リクルートグループでCSIRTを構築した経緯や手順、運営方法などが紹介された。企業内CSIRT構築を考える場合、どんな組織にするのかを決める参考になるものだった。
セキュリティ対策、意識向上という意味では、非常によい傾向といえるが、一方で「CSIRTって何? どうやって作ればいい?」という素朴な疑問もないわけではない。とくに近年のCSIRTブームは、大規模なインシデントの中で、攻撃の迅速な分析や対応・復旧を行うチームとしての機能に目がいきがちで、そもそもの組織論(どうやって作るのか、どうやって動かすのか)の部分が忘れられる傾向がある。作り方がわからないからといって、とりあえず担当者を決めてNCAに会員登録をすれば終わりで済ませてはならない。
「ガートナーセキュリティ&リスク・マネジメントサミット 2016」でリクルートテクノロジース 鴨志田明輝氏が行ったセミナーは、リクルートグループでCSIRTを構築した経緯や手順、運営方法などが紹介された。企業内CSIRT構築を考える場合、どんな組織にするのかを決める参考になるものだった。