警察庁は9月5日、JDWP(Java Debug Wire Protocol)に対する探索行為の検知について注意喚起を発表した。警察庁の定点観測システムでは、6月19日以降にJDWPの探索行為と考えられるパケットを断続的に検知している。JDWPはJavaアプリケーションをリモートでデバッグする際に使用されるプロトコルであり、この機能を悪用して任意のJavaコードを実行する手法が公開されている。また、同プロトコルを使用するポートは任意に設定することができるため、複数のポートでパケットを検知している。警察庁では推奨する対策として、管理者に対して、「インターネット上から、リモートでデバッグする必要がない場合には、同機能を停止する」「外部からの接続に対して、適切なアクセス制限が設定されているか確認する」「リモートでのデバッグに、適切なパーミッションが設定されているか確認する」といった対策を実施するよう推奨している。