警察庁は11月7日、2013年上半期の「インターネット・ホットラインセンター」の運用状況についてをまとめ、発表した。これによると、2013年上半期に同センターが受理した通報件数は61,658件(前年同期から-37,394件)、情報件数は63,160件(同-38,555件)と、ともに減少した。警察への通報件数は9,132件(同-1,657件)。違法情報は14,014件(同-3,777件)、有害情報は1,834件(同-2,779件)、その他の情報は47,312件(同-31,999件)と。いずれも減少している。センターからサイト管理者等への削除依頼については、依頼した違法情報6,539件のうち6,280件(96.0%、前年同期比+7.2ポイント)が削除、依頼した有害情報812件のうち712件(87.7%、+16.9ポイント)が削除した。類型別では「わいせつ物公然陳列」が10,829件と最も多く、「児童ポルノ公然陳列」(1,382件)、「出会い系サイト規制法」(591件)と続いた。前年同期に2番目に多かった「規制薬物の広告」は2,195件から586件と大幅に減少した。センターからの通報に基づく検挙状況では、センターから通報を受けた違法情報に係る検挙件数は634件(同-1,354件)、有害情報に係る検挙件数は3件となっている。