Nimdaは、インターネットを通じて様々なデータを送る為の拡張機能であるマイム(MIME/multipurpose Internet mail extension)の持つ脆弱性を利用してHTML形式の添付ファイルを実行させてしまう。(2001年3月30日付け ID#103197)つまり、プレビュー画面から感染する。アウトルック(Out Look)やアウトルックエクスプレス(Out Look Express)を使用していれば拡張ファイルは開かなくても感染する事になる。 上記以外の電子メールソフトで同様の脆弱性を持たないソフトを使用している場合はSample.exeの添付ファイルを開かない限り、この経路での感染はしない。
その後Nimda.Eワームは任意に選択されたIPアドレスを走査しIISウェブサーバに感染を試みる。ワームは、良く知られているunicode web traversalを利用しIISサーバーを攻撃する。(2001年9月10日 付けID#105444)パッチの充てられていないIIS4.0及び5.0のこの攻撃受け入れてしまい、変形されたURLからプログラムがサーバ上で作動する事を可能にする。この脆弱性をついた活動に成功すると次にTFTPを使ってウェブサーバにhttpodbc.dllとして自らをコピーする。このプログラムが作動するとウェブサーバが感染する。