ニューヨーク郊外在住のRaymond Torricelli容疑者(20歳)は7月12日、米航空宇宙局(NASA)ジェット推進研究所(JPL)の2つのコンピュータ・システムに侵入したとして逮捕された。同容疑者が侵入したJPLのシステムの一つは、人工衛星の設計と宇宙飛行の分析に使用され、もう一つは電子メールとウェブサーバーとして使用されていた。 Torricelli容疑者は、ハッカーグループ『#conflict』のリーダー格で“rolex”という名で通っていた。NASAのシステムに不正侵入した他にも、南ジョージア大学とサンノゼ州立大学のコンピュータに侵入しパスワードやユーザ名を入手し、またクレジットカード情報を盗み総額1万ドル以上を不正に費消した疑いが持たれている。