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2017.10.20(金)

ウイルス散布の恐れが指摘されるセキュリティ措置(Entrust Technologies社)

国際 海外情報

 主要デジタル認証技術プロバイダーEntrust Technologies社の技術責任者Ian Walker氏は、公開鍵インフラストラクチャー(PKI)を使用することでコンピュータ・ウイルスが散布される危険性を警告した。同氏は「PKIに基づいて認証される電子署名は送信者と受信者間で“そのメッセージは安全である”という安心感をもたらす。しかし、その安全性はなんの根拠もないものだ」と指摘した。また、あるセキュリティ専門家は「暗号化された通信がもっと一般に普及した場合、暗号化ウイルスは急増するだろう」と警告した。

 Walker氏は「電子署名されているという理由だけで、ユーザは暗号化されたメッセージおよびその添付ファイルを安全と思い込んでしまう。何故なら、そのメッセージまたは添付ファイルの送信者は知り合いである上に暗号化された形式で送信されているのだから。そのため、公開鍵の交換を介してウイルスが急増する恐れがあるのだ。暗号化ウイルスはまだ確認されていないが、公開鍵が一般に普及するようになれば暗号化ウイルスの散布は簡単に行われるだろう」と説明する。

 またセキュリティ・ベンダーFinjan Software社のNir Ganani氏は「デスクトップとゲートウェイの両方をスキャンすることが重要だ。暗号化された通信が増えているため、デスクトップとゲートウェイレベルそしてISP(インターネット・サービス・プロバイダ)レベルでも悪意あるコードを阻止するセキュリティ措置を講じることが必要である」と述べた。

 しかし、フィンランドのアンチウイルス・ソフト開発会社F-Secure社の
Mikko Hypponen氏は「定期的な更新をせずに済むデスクトップ対応ウイルス検出ソフトが現在のところまだないのが問題だ。デスクトップでメッセージの中身をスキャンすることが唯一の方法である。何故なら、そこが暗号化されたメッセージを読むことができる唯一の場所なのだから。そうでなければメッセージを暗号化する意味がほとんどない」と述べた。

《ScanNetSecurity》

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