米国オハイオ州の小児科病院、アクロン・チルドレンズ・ホスピタルで、ハッカーによる個人情報漏洩事件があったとして通知が行われた。システムに侵入したハッカーは2名と見られている。ハッカーによりアクセスを受けたのは、2つの異なるデータベースだ。1つには、23万人の患者とその家族の氏名、住所、社会保険番号、生年月日が入っていた。医療情報や口座情報などは無事だった。一方、もう1つのデータベースは1万2000件のドナーの情報だ。暗号化を行っていない銀行口座および、小切手に記載されるルーティング(支店)番号といった個人の財務情報が含まれていた。こちらには社会保険番号は入っていなかったらしい。クレジットカード番号については、暗号化し、最高のセキュリティで保護されていた。ドナーの財務情報が保存されていた理由だが、謝礼を小切手で支払われた場合、ドナーから問い合わせが後にあったときに、現金化されているか確認するためだったという。データベースの情報は、大半が過去3年間のものだ。しかし…【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】──(この記事には続きがあります。続きはScan本誌をご覧ください) http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec