如月姉妹社の事件簿 | ScanNetSecurity
2025.03.15(土)

如月姉妹社の事件簿

民主主義殺人事件 - 如月姉妹社の事件簿 第5回「納品期日 三日後」 画像
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一田 和樹
一田 和樹

民主主義殺人事件 - 如月姉妹社の事件簿 第5回「納品期日 三日後」

 佐藤の言葉に箱崎は目を見張った。まさか直接兵器を与えたりはしていないと思うが、どのような形でも少数民族虐待を行っている軍隊に支援するのは平和国家という看板をぶら下げている日本らしくない。

民主主義殺人事件 - 如月姉妹社の事件簿 第4回「納品期日は三日後」 画像
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一田 和樹
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民主主義殺人事件 - 如月姉妹社の事件簿 第4回「納品期日は三日後」

 如月が立ち上がる。見た目はいつもと変わりない穏やかな笑顔だが、いつも一緒にいる箱崎には明らかに違うことがわかる。やる気まんまんだ。金払いがよさそうだからだろう。

民主主義殺人事件 - 如月姉妹社の事件簿 第3回「メタ犯人」 画像
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一田 和樹
一田 和樹

民主主義殺人事件 - 如月姉妹社の事件簿 第3回「メタ犯人」

 公開情報というと大したことないように聞こえるが、世界中がネットでつながっている現代では、OSINT によってさまざまな秘密が暴露されている。有名なのは 2014 年 7 月に墜落したマレーシア航空 MH17便が実際にはロシアによって撃墜されたことを暴いたベリングキャットの記事だ。ベリングキャットはイギリス人ブロガーのエリオット・ヒギンズが始めた調査報道サイトであり、世界でもっとも有名な OSINT による調査報道サイトとなっている。

民主主義殺人事件 - 如月姉妹社の事件簿 第2回「民主主義指数」 画像
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一田 和樹
一田 和樹

民主主義殺人事件 - 如月姉妹社の事件簿 第2回「民主主義指数」

 「このうち選挙の手続きと政治参加以外のカテゴリーは、指標ができた 2006 年以降、悪化の一途をたどっています。中でも政府機能つまり透明性、説明責任、腐敗、人権などについては特に悪化がひどい。荒垣さんのお言葉をお借りすると、世界の民主主義は緩慢な死を迎えつつあると言ってよいでしょう」

民主主義殺人事件 - 如月姉妹社の事件簿 第1回「荒垣外交研究所 所長 荒垣大介」 画像
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一田 和樹
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民主主義殺人事件 - 如月姉妹社の事件簿 第1回「荒垣外交研究所 所長 荒垣大介」

 「君島さんからメールだ。なにこれ?」そう言いながら送信元を確認して開く。君島は以前一緒に仕事をしたことのあるフリーのサイバーセキュリティコンサルタントだ。如月姉妹社にとびきりやっかいな仕事を持ち込んでくることが多い。 “ 外交研究所の荒垣さんに紹介した。いずれ連絡がゆくと思う。よろしく。依頼するのは『民主主義を殺した犯人』を特定する仕事だ ”

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    「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
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